3回目の猫ネタ。ちなみに、1回目と2回目。
Это моя кошка. Её имя Нао.
Ей семь лет.
Это тоже мой котёнок. Она Куро.
Ей пять месяцев.
Нао познакомилась с Куро в прошлом месяце.
Они, наверное, дружат.
メモ:
год(←лет:複数形・生格):年、一年
семь:七
тоже:~も(同じく)
пять:五
месяц(←месяцев:複数形・生格 ←месяце:単数形・前置格):月
познакомиться(←познакомилась:過去形・単数女性形):(…と[c + 造格])知り合う(完了体)
→знакомиться:不完了体
прошлый(←прошлом:単数男性形・前置格):過去の
наверное(наверно):たぶん、おそらく
дружить(←дружат:現在形・複数形):友達である、仲が良い
中学英語で英作文を乗り切ろう的なノリでお送りしました。
ナオナオ鳴いていたからナオと名付けられたにも関わらず今では全く鳴かないナオと、クロと名付けられるにはイマイチ黒くないクロの二匹でした。
英語ならば"She is 7 years old."なのに、ロシア語では"Ей 7 лет."と主語が主格онаではなく与格ейなのに驚いた。
けれどまぁ、この場合の英語be動詞が「状態」を表している以上、ロシア語естьを使う訳にはいかないのは当然か。естьは存在の有無を強調するのがお仕事らしいし……。
「知り合う」を完了体動詞познакомитьсяで書くのか、不完了体動詞знакомитьсяで書くのかは悩まなかった。
知り合い状態から友達状態(と呼べるのかは置いておいて)への移行が完了しているとの認識から、迷わず完了体の過去形を選択したものの、使用例を見ていたら徐々に不安になって来たよ?
知り合い状態(友達状態をも内包する)が依然として続いていると理解して、不完了体の現在形にするべきなのか、コレ。うーん、分からない。
『パスポート初級露和辞典』では手に負えない感が出て来たから、そろそろもうちょっと高級な辞書を買うべきなんだろうか。でも何が良いんだろう。
「○○と知り合う」と言いたい場合は○○は造格で表す、と書いてあったが、Куроをどう造格に活用させるのかが分からぬ。そもそもなんで、固有名詞の癖に活用するんだよと言いたいが。
『NHK新ロシア語入門』では「Живаго(ジヴァゴ)のような姓な活用しない」と書いてあったので、同じく末尾がоなКуроも活用しないということで納得することにした。姓と名前は違う扱いなのでは疑惑には気が付かないことにした。
ちなみに、ジヴァゴと言われると、この本を思い出す。
ドクトル・ジヴァゴ | |
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ソ連時代の民衆生活にネガティブな内容をも描いたために(パステルナークとしてはそれを主題にする意図はなかったようだが)ソ連国内で発禁処分を受け、けれども密かに国外に持ち出された作品は各国で翻訳されノーベル文学賞に輝くまでに至る。が、ソ連による圧力により受賞を辞退する羽目になった曰く付きの一作。
ノーベル賞自体はパステルナークの死後に遺族が受け取ったそうな。パステルナークは翻訳家としても知られ、彼の訳した作品は今もロシアで愛されているらしいが、実際は知らない。
やたらと翻訳が好きな日本ではあるものの、ロシア語を学ぶと共産主義者かと思われた時代だったせいなのか、この作品の翻訳は後手後手に回ったあげくに、専門家以外に翻訳される有様。
それがようやく2013年に専門家の手により翻訳された。それが上に貼った一冊。
ちなみに図書館で借りようとしたら、大きいところにしかなかった上に順番が回ってくる気配がないです。
と、話を戻して。
наверноеはнаверноと二種類併記される形で辞典に載っていて吹いた。使用例も見てみたけれど、使い分けがサッパリである。
けれども前者の方がよく使われているようなので、長いものに巻かれろ精神でそちらにしてみた。
本当はオチとして文章末尾に持ってくるつもりだったのだが、そういう使い方をしている例が見付からなかったので、自重した次第。
「挿入語」って書いてあったから、挿入しないと駄目なのかな……。
以下、いつもお世話になっております。
使用例検索はglosbe(ロシア語 日本語 辞書オンライン)。
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