2015年3月18日水曜日

日本語で読めるゾーシチェンコ作品


B00S5TM5OWNHKラジオまいにちロシア語 2015年 03 月号 [雑誌]
NHK出版 2015-02-18by G-Tools

 今月のNHKラジオ「まいにちロシア語」の応用編で扱われたゾーシチェンコの作品が面白かったので、日本語で読めるものがないか調べてみた。
 ロシア語なら著作権も切れているし、ネットに転がっていると思うんですけどね。と、いつも私が使っているロシア語版青空文庫的なサイトで調べて見たら、あった

 と話がズレたが、ロシア語よりも日本語で読みたいので、邦訳作品を探してみることに。




 唯一、現在新本で出回っているのは、この一冊のみ。

4903619338俺の職歴―作品集 (群像社ライブラリー)
ミハイル ゾーシチェンコ ロシア文学翻訳グループクーチカ
群像社 2012-03by G-Tools

 ロシア文学と言えばな群像社から出ている『俺の職歴』。短編集のようですね。Amazonでは在庫僅少になっているものの、群像社のネットショップで買えるようです。
 ……企業のネットショップがfc2ショッピングカートってのは、ちょっとどうなんだろう。
 加えて、群像社のブログでは「翻訳者アフタートーク」なんてものも。
 ……企業のブログがfc2の無料ブログで、しかも1ヶ月更新がないせいでデッカい広告が出ちゃってるとか、ちょっとどうなんだろう。


 この他の私が見付けたゾーシェンコ作品の邦訳は3作。
 これまた群像社の、今は終刊になってしまった雑誌「ソヴェート文学」89号収録の「貴婦人(レディー)」 。
 筑摩書房の『世界文学大系 第93(近代小説集 第3)』収録の「ヴィクトリーヤ・カジミーロヴナ」 。
 講談社の『少年少女新世界文学全集25(ソビエト現代編3)』収録の「リョーリャとミーニカ」。
 単行本はどちらも古い本なので手に入れるのは難しそうだけれど、この手の全集は図書館にありそう。群像社の雑誌も品切れになってはいるが、1枚20円で欲しい箇所だけコピーして送ってくれるサービスがある。

 見付かったのはこれだけだけれど、雑誌に載った作品はたくさんあるのかもしれない。私が愛して止まないソログープさんも雑誌に載ってる方が断然多かったし。
 ただ雑誌収録の作品って、調べるの面倒なんだよなぁ……。



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日本語で読めるクルイロフ作品


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2 件のコメント:

  1. はじめまして!ロシア語さらに初心者です。翻訳されているのが素晴らしいですね!
    東洋書店つぶれたのか、と先程ようやく知り、検索してたらたどり着きました。
    まだパラパラとしか見てませんが、面白いブログですね。
    またゆっくり見させていただきます。

    僕もゾーシチェンコの邦訳を探したのですが、
    「世界ユーモア文学全集」12巻に「ふろ屋」「オーバーシューズ」「手紙」「ヤミ売りはいけない」「教訓になる話」「おとなにきかせる子どもの話」の6編が収録されています。
    「俺の職歴」とも重なっているものがあったと思いますが。
    この巻の半分は現代ロシア短編集となっています。

    あともう知っておられるかもしれませんが、青空文庫的なものではLib.Ruがあります。
    いくつかコピーはしたものの、数行読んで終わってしまってます。
    また、適当にお邪魔させていただきます。
    では。

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    返信
    1. souさん、コメントありがとうございます。
       東洋書店さん、サイトも繋がらなくなってしまって何だか寂しいですね。
       ゾーシチェンコ、他にも邦訳があったんですね! しかも六編とは素晴らしい。
       近所の図書館に蔵書がないか調べてみたいと思います。

       宜しければまた見てくださると嬉しいです。

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