チェルノブイリの祈り――未来の物語 (岩波現代文庫) | |
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前回までのあらすじ:
ノーベル文学賞の受賞により、日本での知名度が上がったアレクシエーヴィッチ。
『戦争は女の顔をしていない』、『死に魅入られた人びと』、『ボタン穴から見た戦争』と、これで今まで地道に邦訳を出してきたのが報われる……かと思われた小さな出版社・群像社だったが、しかし実はもうアレクシエーヴィッチとの契約は切れており、再版どころか販売の権利も喪失していたのだった!
以上テキトー極まるあらすじでした。
群像社のお知らせの感じからすると、アレクシエーヴィッチの日本での出版権を新たに取得するのは大手なのではないかと予想していたが、本当に大手だった。岩波書店でございます。
2016年2月に、岩波現代文庫から『戦争は女の顔をしていない』、『ボタン穴から見た戦争』の2冊が出版予定とのこと。
……あれ、『死に魅入られた人びと』はどこへ?
新訳ではなく、群像社版がそのまま出るようだ。
ちなみにこの岩波現代文庫からは既に、アレクシエーヴィッチの『チェルノブイリの祈り』が出版されている。
加えて来年の夏には、新作の『セカンドハンドの時代(仮題)』邦訳の出版が予定されている。
ニュース記事:入手困難のノーベル賞作家訳書、岩波現代文庫で再刊へ(Web魚拓)
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