こどもの風景 (新・ちくま文学の森) | |
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過去に他のブログに書いた記事をサルベージしておこうシリーズ。
今回もまたアンソロジー。本書を読んだ理由はこれまたソログープの、今回は「小羊」なのだが、それ以外にもチェーホフの「少年たち」も収録。
収録作品は以下。
・小曲二章 佐藤春夫
・「波」より ヴァージニア・ウルフ、川本静子・訳
・「少年たち」 チェーホフ、神西清・訳
・「ある小さな物語」 モルナール、徳永康元・訳
・「少女」 ウンセット、尾崎義・訳
・「行列」 夏目漱石
・「牛乳」 武田百合子
・「ずぼんぼ」 幸田文
・「お栄という幼児」 森銑三
・英語教師の日記から 抄 小泉八雲、田中三千稔・訳
・「蔦の門」 岡本かの子
・「孫とおばば」 中野重治
・「胡桃割り」 永井龍男
・「小さな逃亡者」 タゴール、山口三夫・訳
・「対応」 ジョイス、戸田基・訳
・「力づく」 W・C・ウィリアムズ、宮本陽吉・訳
・「一日の期待」 ヘミングウェイ、井上謙治・訳
・「思い出より」 太宰治
・「人の顔」 夢野久作
・「小羊」 ソログープ、中山省三郎・訳
・「赤い酋長の身代金」 O・ヘンリー、小鷹信光・訳
・「小さな王国」 谷崎潤一郎
・「ミリアム」 カポーティ、川本三郎・訳
・少年探偵団 解説にかえて 安野光雅
ただ純真なだけではなく、ただ無知なだけではなく、ただ弱いだけではなく、画一的なルールを飲み込み既製品の如き一律さを身に付ける前の、自由で不自然 で醜く輝かしい、誰もが通り過ぎざるを得ない、そして一度は確かに経験した「こども」なる存在を考えさせるアンソロジー。
記事の続きはコチラから。
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