アンソロジー『こどもの風景(新・ちくま文学の森)』


こどもの風景 (新・ちくま文学の森)
こどもの風景 (新・ちくま文学の森)鶴見 俊輔

筑摩書房 1995-01
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 過去に他のブログに書いた記事をサルベージしておこうシリーズ。
 今回もまたアンソロジー。本書を読んだ理由はこれまたソログープの、今回は「小羊」なのだが、それ以外にもチェーホフの「少年たち」も収録。




 収録作品は以下。
  ・小曲二章 佐藤春夫
  ・「波」より ヴァージニア・ウルフ、川本静子・訳
  ・「少年たち」 チェーホフ、神西清・訳
  ・「ある小さな物語」 モルナール、徳永康元・訳
  ・「少女」 ウンセット、尾崎義・訳
  ・「行列」 夏目漱石
  ・「牛乳」 武田百合子
  ・「ずぼんぼ」 幸田文
  ・「お栄という幼児」 森銑三
  ・英語教師の日記から 抄 小泉八雲、田中三千稔・訳
  ・「蔦の門」 岡本かの子
  ・「孫とおばば」 中野重治
  ・「胡桃割り」 永井龍男
  ・「小さな逃亡者」 タゴール、山口三夫・訳
  ・「対応」 ジョイス、戸田基・訳
  ・「力づく」 W・C・ウィリアムズ、宮本陽吉・訳
  ・「一日の期待」 ヘミングウェイ、井上謙治・訳
  ・「思い出より」 太宰治
  ・「人の顔」 夢野久作
  ・「小羊」 ソログープ、中山省三郎・訳
  ・「赤い酋長の身代金」 O・ヘンリー、小鷹信光・訳
  ・「小さな王国」 谷崎潤一郎
  ・「ミリアム」 カポーティ、川本三郎・訳
  ・少年探偵団 解説にかえて 安野光雅


  ただ純真なだけではなく、ただ無知なだけではなく、ただ弱いだけではなく、画一的なルールを飲み込み既製品の如き一律さを身に付ける前の、自由で不自然 で醜く輝かしい、誰もが通り過ぎざるを得ない、そして一度は確かに経験した「こども」なる存在を考えさせるアンソロジー。
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