2015年09月19日更新
第一部最後の1/3編。
捕虜となった主人公の運命や如何に(テキトー)。
出典は以下:
《ТОМ 3. ПОВЕСТИ, РАССКАЗЫ И ПЬЕСЫ 1908-1910》収録《Повести и рассказы》項目内《Иван Иванович》(БИБЛИОТЕКА РУССКОЙ КЛАССИКИサイト内、Леонид Николаевич Андреевのページより)
今回も、
『岩波ロシア語辞典』(岩波書店)
『NHK新ロシア語入門』(日本放送出版協会) にお世話になりました。
例によってツッコミ等は歓迎しております。
以下は、いつもの七転八倒な和訳への道。
以下は、いつもの七転八倒な和訳への道。
注:色つき文字部分は、私(春色)の独り言。
太字は原文、もしくは最終的な日本語訳。
Он говорил развязно и с большим достоинством, но страх не покидал его и маленькой мышкой бегал по телу, а минутами воздух точно застревал в груди и земля уходила из-под ног. Хотелось скорее к баррикаде, казалось, что, когда он возьмется за работу, никто уже не посмеет его тронуть. Дорогою – нужно было пройти с четверть версты – он старался быть дальше от Петрова и ближе к молодому, сияющему, и даже вступил с последним в беседу.
メモразвязно:屈託無く、無遠慮に、馴れ馴れしく
достоинство(←достоинством:造格):美点、長所、強み;尊厳、品格、自負心、体面
покидать(←покидал:過去形、男性形):кого-что(口)(すっかり・たくさん)投げ散らかす、手当たり次第に投げ捨てる(完了体)
→不完了体:покинуть
мышка(←мышкой:造格):[指小・表愛]мышь:ネズミ、マウス
минутами:時々、時折
точно:あたかも…のように、まるで…のように;(口)…のような気がする、何だか…らしい
застревать(←застревал:過去形、男性形):はまり込む、引っ掛かる、(喉などに)つかえる(不完了体)
→完了体:застрять
взяться(←возьмется:現在形、三人称単数形):(手に)取る、掴む、掴まる(完了体)
→不完了体:браться
посметь(←посмеет:現在形、三人称単数形):あえて…する、…する勇気がある、よくも…できる(完了体)
→不完了体:сметь
тронуть:触れる、さわる;(ふつう否定詞と共に)取りかかる;(ふつう否定詞とともに)取りかかる;(ふつう否定詞ともに)(自分のために)使う、手を付ける(完了体)
→不完了体:трогать
четверть:四分の一;十五分
верстра(←версты:生格):ヴェルスター、露里(19世紀以降は1.0668km)
стараться(←старался:過去形、男性形):努力する、精を出す、骨折る;…しようと務める、試みる(不完了体)
→完了体:постараться
далёкий(←дальше:比較級):(空間的・時間的に)遠い
вступить(←вступил:過去形、男性形):(ある場所に)侵入する、(ある時期・局面に)入る(完了体)
→不完了体:вступать
беседа(←беседу:対格):会談、対談
взятьсяの三人称単数形がвозьметсяってどういうことなの。
なんでдорогоюって造格なんだよう。→「途中」ってニュアンスが出るそうな。なかなか理解出来ない感覚だ。
「彼は言った屈託無く、大いなる品格と共に、しかし恐怖は彼を投げ散らかせず、小さなネズミが身体の上を走り、一方で時々空気が胸に詰まるような気がし、地面が足の下から去るのだった。より早くバリケードのところへと行きたくて、感じるのだった、こう、彼が仕事に取りかかれば時、誰一人として彼に手出しは出来ないと。道―四分の一露里行く必要があった―彼は努力した、ペトロフからより離れ、若い、喜びに満ちた、により近くなるように、また最後尾の会話に入った」
「彼は遠慮無く、しかし品位を持って話した。だが恐怖は彼を捨て去らず、小さなネズミが身体の上を走り回り、時折空気が胸に詰まり、大地が足の下から逃げ出すような気がするのだった。さっさとバリケードのところへと行きたかった。そこで仕事に取りかかれば、もう誰も彼に手出しできないように思えた。道中――0.25露里歩く必要があった――彼はペトロフから距離をとり、喜びに満ちた若者に近づこうと骨を折り、また最後尾の会話に入りさえした」
– Вот, говорят, полицейский, такой-сякой, крючок и прочее. А только как же без полиции, сами рассудите. Когда Господь Бог изгнал из рая Адама и Еву, кого Он у дверей поставил?.. Вот оно откуда еще началось!
メモполицейский:警察の;警察官
такой-сякой:[定](口)(戯)どうしようもない、ろくでもない、ろくでない、困ったヤツ
крючок:(皮肉)詰所勤務の警官;ひ弱
прочий(←прочее:中性形):他の、その他の;その他のこと
полиция(←полиции:生格):(帝政ロシアおよび外国の)警察
рассудить(←рассудите:命令形?):裁く、裁定する;決める、結論を出す(完了体)
рай(←рая:生格):天国
поставить(← поставил:過去形、男性形):立てる、(立てて)置く(完了体)
→不完了体:ставить
言語というのはどの言語にしたってルールがあるものだと思うのだが、言葉というのは使えば使うほどに変形してしまってルールから逸脱するんだと思うんだよね。日本語だって「する」「行く」なんかの使用頻度激高な動詞に限って不規則活用しやがるし。
話し言葉は書き言葉よりもさらに変形しやすくて、結果として会話文は最難関化すると思うの。そして罵倒・嫌み系はさらにヤバイの。
何が言いたいかと言うと、この部分の意味が分からん。
「『ほら、言うならば、警察官め、ろくでなし、ひ弱な、とか何とか。ただ警官なしで、自分自身でどうするんだ。神様が天国からアダムとイヴを追放した時、神様はドアの近くに誰を置いた? …ほら既にそこから始まっていたんだ!』」
なるほど分からん。アダムとイブ追放後に番人として置かれたのはケルビムという結構高位な天使と回転する炎の剣だとwikipediaが言ってた。
天国から人間が追放された時から、人間を監視する存在が生まれたと言いたいらしい。でもケルビムを門番のしたのは神様なのであって、警察官が同じ立場だとするならば任命者は人知を越えた存在だとでも言いたいのか。
「『ほら、言うだろう、ポリ公め、ろくでなし、腰抜け野郎、その他色々とさ。だが警察官なしで、どうしようってんだ。神が天国からアダムとイヴを追放した時、神は門の側に誰を置いた? もうそこから始まっていたんだ!』」
警察官を示す罵詈雑言を並べるべきなのだろうが、ポリ公くらいしか思い付かなかったぜ! そもそもポリ公って言葉の賞味期限大丈夫かな……。
– Товарищ, вы слышите? – смеясь, окликнул молодой Петрова.
Петров остановился и, не глядя на товарища, сказал околоточному:
– Ты свое остроумие оставь. Они тебя помиловали, а я тебя не миловал. Услышу твой голос, видишь, – он показал браунинг, – так в голову и всажу. Гадина!
メモокликнуть(←окликнул:過去形、男性形):кого-что(廃)呼び止める、…に呼びかける(完了体)
→不完了体:окликать
остановиться(←остановился:過去形、男性形):(動きが)止まる;(進行が)中断する、途切れる(完了体)
→不完了体:останавливаться
остроумие:機知、ウィット;機転、創意
оставить(←оставь:命令形):置いていく、置き忘れる;(印象・結果などを)残す(完了体)
→不完了体:оставлять
помиловать(←помиловали:過去形、複数形):(廃)…の罪を赦す、…に慈悲を垂れる;減刑する(完了体)
→不完了体:миловать
видишь:[挿入語](相手の注意を促して、また何かを強調して)ほらね、分かるでしょ
показать(←показал:過去形、男性形):見せる、披露する、公開する、提示する(完了体)
→不完了体:показывать
браунинг:ブローイング(拳銃)
всадить(←всажу:現在形、一人称単数形):突き刺す、突き立てる、撃ち込む(完了体)
→不完了体:всаживать
гадина:(俗)(罵)=гад:(俗)(罵)嫌な奴、悪党;(犯)警官
「『同志よ、貴方、聞きましたか?』 笑って、若いのがペトロフに呼びかけた。
ペトロフは動きを止め、同志を見ずに警察官に向かって言った。
『お前の冗談は置いていくんだな。彼らはお前に慈悲を垂れたが、彼は慈悲を垂れていない。お前の声を聞いていると、』と彼は拳銃を見せた『これで頭に撃ち込んでやる。ポリ公め!』」
「『同志よ、貴方、聞きました?』 笑いながら若いのがペトロフに声を掛けた。
ペトロフは動きを止めると、同志を見ることなく警察分署長へと言った。
『お前のウィットとやらは捨てるんだな。彼らはお前に慈悲を垂れたが、俺が違う。お前の声を聞いていると』、彼は拳銃を取り出した、『これで頭に撃ち込んでやるぞ、ポリ公め!』」
Иван Иванович обиженно замолчал и всю дорогу шел молча, скучный и подавленный. Оглядываться он боялся, и на себя поглядеть как следует боялся, и было страшно и за себя и за пальто, которое он разорвет или испачкает. Так и шел, стараясь только не ускорять и не замедлять шага против остальных, а они шли неровно, то быстро, то тихо, как нарочно.
メモобиженный(←обиженно:短尾形、中性形):受動形容分詞過去
→обидеть:侮辱する、気に障るようなことを言う[する]、怒らせる(完了体)
→不完了体:обижать
замолчать(←замолчал:過去形、男性形):(突然)黙り込む、喋るのを止める(完了体)
скучный:退屈な、物悲しい、気が晴れない;面白くない、つまらない
подавленный:抑えられた、微かな、密かな;沈鬱な、悄然とした
оглядываться:振り向く、見返る;(不完のみ)на кого-что(口)(周囲を伺いながら)慎重に行動する(不完了体)
→完了体:оглянуться
поглядеть:見る、眺める;на кого-что …に…の見方をする、…に…の態度をとる(完了体)
→不完了体:глядеть
страшно:恐ろしく;非常に、ひどく、すごい
следовать(←следует:現在形、三人称単数形):за кем-чем (…の後に)続く、従う、ついて行く;за чем …の向こうにある、…に隣接してある;за чем…の後ろに来る、…に続いて起こる(不完了体)
疑問詞+следует[следовало]:しかるべく、当然…されるべき
разорвать(←разорвет:現在形、三人称単数形):引き裂く、引きちぎる、引き破る(完了体)
→不完了体:разрывать
испачкать(←испачкает:現在形、三人称単数形):汚す、汚くする(完了体)
→不完了体:почкать
ускорять:速度を速める、加速する(不完了体)
→完了体:ускорить
замедлять:(速度を)緩める;遅らせる、引き延ばす(不完了体)
→完了体:замедлить
проти:…に向かい合って、…の向かいに、…に面して;…に反して、…に背いて;…に反抗して、…に反対する
остальный(←остальных:複数形、生格):他の人々
неровно:(表面が)平らでなく、滑らかではない;曲がっている、まっすぐではなく;(廃)不揃いに、不相応に
то … то…:あるいは…あるいは…
быстро:速く;短期間に、素早く
тихо:小声で、低音で;ゆっくり、そろそろ
нарочно:故意に、わざと、(何か・誰かのために)特別に、当てつけに
二文目がよく分からないんだよなー。
「イヴァン・イヴァノヴィッチは侮辱され黙り込み全ての道を黙って行った、物悲しく悄然と。彼は振り返るのを恐れ、自分自身をしかるべく見るのを恐れた、恐ろしくて自分のことに対してコートのことに対して、彼が引きちぎるか汚すかするのが。こう歩いて、努力していたただ加速しないように減速しないように歩を、他の人々に反して、しかし彼らは不揃いに歩いた、ある者は速く、ある者はゆっくりと、まるで当てつけのように」
скучный и подавленныйが形容詞なのも謎だ。副詞じゃないのかい。
「侮辱されたイヴァン・イヴァノヴィッチは黙り込み、道中全てを無言で歩いた。物悲しくて、悄然と。彼は振り返ることを恐れ、自身を見ることをも恐れた。恐ろしいのは自分のことと、コートのことだった。それを破いたり汚したりしやしないかと。他の人に対して歩が速すぎたり遅すぎたりしないようにと努力したが、彼らの足並みは不揃いであった。ある者は速く、またある者はゆっくりと、まるで当てつけのように」
もうコートのことは諦めようよぉ!
Один раз молодой, сияющий потихоньку от Петрова подмигнул ему, но Иван Иванович угрюмо отвернулся: ему было очень нехорошо. А молодой нагнал Петрова и тихо сказал ему:
– Напрасно вы так, товарищ. Он, ей-Богу, ничего. Конечно, невежественный, темный, а когда-нибудь и он поймет… Все поймут.
メモпотихоньку:(口)静かに、そっと、物音を立てずに;ひそかに、こっそり;急がず;ゆっくり;だんだん;次第に;軽く、そっと
подмигнуть(←подмигнул:過去形、男性形):кому目配せする、ウインクする(完了体・一回)
→不完了体:подмигивать
угрюмо:不機嫌に、鬱ぎ込んで、無愛想に;むっつりして、陰鬱に、重苦しく
отвернуться(←отвернулся:過去形、男性形):横を向く、顔を背ける(完了体)
→不完了体:отвёртываться, отворачиваться
нагнать(←нагнал:過去形、男性形):кого-что…に追いつく(完了体)
→不完了体:нагонять
напрасно:虚しく、無益に、無駄に;用も無く、理由も無く;(廃)不当に
ей-богу:(口)神かけて、誓って、確かに、本当に
невежественный:無学な、無教養な、無知な
темный:無知の、無学の、無教養な
когда-нибудь:(過去の任意の時の意味で)いつか、かつて、これまでに;(未来の任意の時の意味で)いつか、時が来れば
「一度若い、喜びに満ちた、がペトロフの側から彼にウインクをしたが、しかしイヴァン・イヴァノヴィッチはむっつりして横を向いた:彼にとっては非常に不都合だったのだ。一方若いのはペトロフに追いつくと、小声で彼に言った:
『不当だよ貴方はあの人に、同志よ。彼は、神にかけて、大したことはない。疑いなく、無学で無教養(な人)だが、時が来れば彼は理解する……皆が理解するんだ』」
流石、喜びに満ちた若者だけあって言うことがお花畑ですね。
「一度喜びに満ちた若いのがペトロフの側から彼にウインクをしたが、イヴァン・イヴァノヴィッチはむっつりと横を向いた。彼にとっては非常に不都合だったのだ。一方で若者はペトロフに追いつくと、小声で言った。
『貴方はあの人に対して不当だよ、同志。彼は、神にかけて、凡人だ。疑いようなく、無学で無教養な人だ。でも時がくれば彼だって理解するよ……全ての人が理解するんだ』」
Петров хмуро повернул костлявую голову с темными запавшими глазами – и встретил задумчивые, тихо сиявшие глаза. Они сияли тихо, до самой глубины своей, и глядели широко, с радостью и удивлением. И было мучительно глядеть в их светлую глубину, и хотелось разбудить его и крикнуть.
メモхмуро:陰気に、不機嫌に
костлявый(←костлявую:女性形、対格):痩せこけた、痩せて骨張った
запавший(←запавшими:複数形、造格):能動形容分詞過去
→запасть:落ち込む;(目などが)落ちくぼむ;(光・陽光が)差し込む;(心・記憶などに)刻み込まれる(完了体)
→不完了体:западать
задумчивый(←задумчивые:複数形):物思いに沈んだ、考えに耽っている、物思わしげな、思案げな
сиявший(←сиявшие:複数形):能動形容分詞過去
→сиять:(発光体が)光る、輝く;чем(照明などで)明るく輝く(不完了体)
глубина(←глубины:生格):深さ、深度、深部、深層;奥、奥深いところ、奥地
широко:広く、広範囲に、派手に
радость(←радостью:造格):喜び、歓喜
удивление(←удивлением:造格):驚き、驚愕、感嘆、訝り
мучительно:苦しげに、痛ましく;酷く、とても
светлый(←светлую:女性形、対格):(発光体が)明るい、強い光を出す;光りに満ちた、明るい;明るい色の;(液体・ガラスが)澄んだ、透明な
разбудить:(眠っている人を)起こす、目を覚まさせる(完了体)
→不完了体:будить
ペトロフもこの若者ヴァシーリーのことをお花畑だと思ったんだよね。でもね。
「ペトロフは不機嫌に向きを変えた痩せた頭の黒い落ちくぼんだ目を伴った―そして出会った物思わしげな、静かに輝く瞳に。それら(瞳)は静かに輝いていた、最も深い自分自身の中まで、そして見ていた大きく開いて、喜びと驚嘆を伴って。痛ましかった眺めていることが、彼の明るい深奥を、彼の目を覚まさせ、叫びたかった」
若者特有の根拠のないキラッキラっぷりと遭遇すると、既にそんな時期を過ぎた年長者はなんとも言えない気持ちになる訳で。……この手の感情が理解できるようになると、もう自分も若くないなと思いますよねハイ。
私はもうこの物語の結末を知っているから、なんかもう辛い。
ペトロフさんも別に悪い人じゃないんだよねー。
「ペトロフは不機嫌そうに、黒い落ちくぼんだ目を持つ痩せた顔を背け――そして出会った、思わしげな静かに輝く瞳と。それは静かに輝いていた、自分自身の最も深いところまで。そして大きく見開かれていた、嬉しそうに驚きを伴って。彼の明るい深奥を眺めているのが痛ましくて、その目を覚まさせたかった、叫びたかった」
– Все поймут, товарищ, поверьте, – повторил молодой, и Петров кротко согласился:
– Может быть, – и шутливо крикнул околоточному: – Ну что, крючок, очухался?
– Оставьте, пожалуйста, ваши насмешки, – обиженно ответил Иван Иванович и, испугавшись своей дерзости, добавил: – Сами же велели молчать, а теперь… Это, что ль, баррикада-то? Ну, и нагородили!..
メモповерить(←поверьте:命令形):(正しいと・事実だと)信じる(完了体)
поверь(те):[挿入語]本当だよ
повторить(←повторил:過去形、男性形):繰り返して言う[する](完了体)
→不完了体:повторять
кротко:柔和に、温良に、従順に、大人しく
согласиться(←согласился:過去形、男性形):承諾する、承知する、受諾する;賛成する、意見が一致する(完了体)
→不完了体:соглашаться
шутливо:(口)(人が)滑稽に、剽軽に;ふざけて、冗談に
очухаться(←очухался:過去形、男性形):(俗)我に返る(完了体)
→不完了体:очухиваться
оставь(те):やめろ、よしてくれ、放っておいてくれ
насмешка(←насмешки:複数形):嘲笑、嘲弄
обиженно:怒りを含んで、恨みの籠もっている
испугавшись:能動形容分詞過去?
→испугаться:…に驚く、…を怖がる、…に怯える(完了体)
→不完了体:пугаться
дерзость(←дерзости:生格):大胆さ、厚かましさ;不作法な行為、無遠慮な言葉
добавить(←добавил:過去形、男性形):追加する、補足する、補充する;言い足す、書き足す、補足する(完了体)
→不完了体:добавлять
что ли[ль]:[挿入語](疑念・不決断を表して)…かな、…でも
нагородить(←нагородили:過去形、複数形):たくさん築く[作る](完了体)
→不完了体:нагораживать
純粋なるキラッキラ若者に対して年長者が出来ることはもう一つしかないのさ……。 Yes, we can以外何が言えましょうか。
「『全ての人が理解する、同志、本当だよ』 繰り返して言ったのは若いの、そしてペトロフは大人しく賛成した:
『おそらく』―巫山戯て叫んだ警察官に:『それで、ポリ公、我に返ったかい?』
『置いておいて下さいよ、貴方たちの嘲笑を』怒りを含んで答えたのはイヴァン・イヴァノヴィッチで、驚いていた自分の大胆さに、言い足した。『貴方たちこそが命じたんですよ黙っていろと、なのに今……。これ、ひょっとしてバリケードかな? うわぁ、たくさん作ったもんだ!』」
感嘆符(!)の後に..付けるの止めてくれよう。
「置いておけ」あたりはイヴァンさんが言われたことの反復なんですね。
「『全ての人が理解するよ、同志、本当さ』 そう繰り返す若者に、ペトロフは大人しく頷いた。
『きっと』 それから冗談を警察官に向かって飛ばした。『それで腰抜け野郎、正気に返ったか?』
『捨ててくださいよ、どうぞ、貴方の嘲笑も』 恨みがましく答えたイヴァン・イヴァノヴィッチは、自分の大胆さに驚いて、言い足した。『他でもない貴方が黙っていろと命じたのに、なのに今……。これ、ひょっとしてバリケードかな? うわぁ、たくさん築いたもんだ!』」
バリケードなるもののスケール感がよくワカリマセン。
キラッキラな若い革命家と、その同志ではあるがもっと覚めた物の見方をするペトロフ、彼らの捕虜たるコート愛好家な凡人イヴァン・イヴァノヴィッチ。
と、主要人物のキャラクターが判明したところで第一部終わり。
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