ちまちま読み勧める黒田龍之介作品。
今回の章タイトルはそれぞれ「ふらふらフランス語」、「いろいろイタリア語」、「どきどきドイツ語」、「すいすいスペイン語、そして言語学へ」で、つまり今回はその4言語。
章によって他の媒体に書いたものの再録だったり、書き下ろしだったりと色々。そrぞれの言語に対する作者の学習度も色々。
今回もさっくり読める楽しいエッセイに仕上がっている。
英語が幅を効かせる昨今にあって、それ以外の言語を学ぶ人間にとってはこの軽やかな文章は応援歌に聞こえて楽しい。スラブ言語以外を語っているにも関わらず、その話がちらっと出てくるのも楽しい。
個人的に、今回登場したロシア語関連としてはビートルズのロシア人によるカバー"Битлз навсегда"がとても気になる。
どこかで買えないかなー。
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