オペラの翌日の10月9日に、兵庫県立芸術文化センターに今度はマリインスキー歌劇場管弦楽団の演奏を聴きに行って来たよ。
演目は以下。
・プロコフィエフ:交響曲 第1番 ニ長調 op.25「古典交響曲」
・ショスタコーヴィチ:交響曲 第9番 変ホ長調 op.70
・ストラヴィンスキー:春の祭典
アンコールで2曲。
・メンデルスゾーン:「真夏の夜の夢」よりスケルツォ
・ストラヴィンスキー:組曲「火の鳥」より子守唄
プロコフィエフ→ショスターコヴィチ→ストラヴィンスキーと進むにつれて、オーケストラの数が増えて行くという分かりやすい展開。
「古典交響曲」は管楽器がこの数で大丈夫なのかと思ってしまったが、完全に要らない心配であった。個人個人の音量も安定感も素晴らしい。
ショスタコーヴィチの第9番は、ずっとピッコロを探してしまった。
フルート2本にピッコロ兼業が1本は見えたのだが、どう考えてももう1本ピッコロが居るはずなのに、全く見えなくて首を捻っていたが、よく見たらチェロの奥に居た。単純に私のアングルから見えなかっただけだった。
無駄に悩んでしまったじゃないか……。
「春の祭典」は強烈だなぁ、って言うのが感想。演奏する方も指揮する方も大変である。聞いていても全然分からん。
これに付けられるバレエがとても気になる。いつか機会があったら、観てみたいなー。
個人的な一番のお気に入りは、アンコール曲の「火の鳥」の子守歌。ファゴットかっこいい! ハーブも可愛らしい。
ファゴットって知名度と人気に比べてかっこよさが高くて、習うならお買い得な気がする。
物販では「1812年 ロシア管弦楽名曲集Vol.1」を購入。
アナトリー・リャードフの交響詩「バーバ・ヤガー」と交響詩「キキモラ」のタイトルにホイホイされてしまった。どんな曲なのだろう。まだ聞いていないので、楽しみ。
グリンカの歌劇「ルスランとリュドミラ」から序曲、ハチャトゥリアンの「剣の舞」、ボロディンの歌劇「イーゴリ公」からだったん人の踊り、だったん人の行進などが収録されていて、お買い得。
気に入った「火の鳥」が収録されているCDも欲しかったのだが、販売されていなかった。残念。
兵庫県立芸術文化センターにも初めて行ったよ。阪急西宮北口駅から直結で、雨の日の安心。西宮北口駅は複数の出口があるが、どこから出れば良いのか大きく表示されているので、いつも迷っている私でも迷う隙がなかった。素晴らしい。
ちなみに下は公園。
オープンはもう10年ほど前らしいが、今でも綺麗で好印象な建物だった。
館内ショップもなかなか充実していて、口に当てると咳の音が緩和される小さいクッションはなかなか良い発想だと思った。ちゃんと外側は洗えるようになっていたし。
駅から文化センターまでの間にも、音楽に関するグッズを扱うギフトショップがあって、見ているだけでも楽しい。
駅を出てすぐ、公演ポスターが目に入るのも一体感があって良い。
この兵庫県立芸術文化センターには座付きのオーケストラがあるそうな。その名も兵庫芸術文化センター管弦楽団、愛称はPACオーケストラ。芸術監督は佐渡裕さん。
ちなみに、ここのホールのピアノの選定は全て、スタニスラフ・ブーニンによるとのこと。
と言う訳で、こんな本も前述の館内ショップで販売していた。
PACオーケストラの定期公演も精力的に行っているようだし、また聴きに行きたいな。なにせ、迷わない立地だし。
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