私が読んだのは紙の本だけれど、AmazonでKindle版を今買うと結構お安い。
ロシアの横に長い国土を悠悠と走るシベリア鉄道。私も一度は乗ってみたいなーと憧れる一人であります。
そんなシベリア鉄道をウラジオストクからヘルシンキまで途中で何度か下車しつつ、六泊七日かけて乗り切った旅行記。
ヘルシンキから乗車した『女一匹シベリア鉄道の旅』とはちょうど逆方向。北欧からロシアに入ったら駅員他で笑顔を振りまいている人がいなくなったとの『女一匹~』のコメントに対して、コチラは笑顔の駅員を見てロシアを脱したと実感している。
「脱出」と表現したくなる程、本書の作者はあまり楽しそうではない。
が、写真が多く、色んな書物から引用したトリビアやシベリア鉄道の歴史についての記述部分は読んでいて楽しい。
ちなみに、本書のタイトル『シベリア鉄道9300キロ』は、宮脇俊三『シベリア鉄道9400キロ』をリスペクトして付けられたそうだ。『9400キロ』の頃とはルートが一部変わり、ちょっと短くなっているそうな。
シベリア鉄道にも乗ってみたいけれど、ヴォルガ川下りもしてみたいなー。
後者はどう見ても、今期のNHKラジオ応用編の影響ですが。
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