我ながらロシア贔屓だなと思うことしばしばな私ですが、ゴメン今回は擁護ムリ。
唯一思い付いた「まぁ昔は色々と緩かったよね」もメドベージェフ大統領(当時)が出て来た瞬間に詰んだ。これ最近の話だったのかよ!?
本当に心入れ替えてよ、真面目な話として。
日本ではマイナースポーツなホッケーだが、ロシアを初めとする北の方の国では相当な人気を誇るそうな。プーチンさんもなんかアイスホッケーの棒(名前すら知らない)を構えている姿がメディアで流れていたような。
そんなホッケー愛好家ロシアのヤロスラヴリを本拠地とする人気プロチーム「ロコモティフ・ヤロスラヴリ」がミンスクに向かう足として2011年9月7日の移動手段として選んだのは、チャーター便を専門とする小さな会社ヤク・サービスの小さな飛行機Yak-42。ソ連時代に作られた、安全な機体だ。
……のはずだったのだが、トゥノシナ空港を離陸滑走後、なんとか浮かんだかと思いきや直ぐに近くの川へと墜落した。
川から助け出されたのは、選手一人に整備士の計二名のみ。その選手も後に死亡する。
そしてロコモティフ・ヤロスラヴリは選手・スタッフのほぼ全てを失った。
そしてこの事故は、2011年ロシアに於ける8件目の飛行機死亡事故であった。
8件目て。9月ですよね。いや12月31日でもおかしいけど。と、ツッコミが止まらない今回のメーデー!シーズン10第9話。
メーデー!で扱われる事故は、大きく「機器の故障にも関わらず人間が頑張りました」パターンと「人間の過失で大変なことになりました」パターンに分かれると思うのだが、今回は思いっきり後者。
話が進むにつれて「乗りたくない……ヤダこんな飛行機」感が高まりすぎて気分が沈む。飛行機に不幸がある時は機長筆頭にみんな同じ運命を喰らうと言うのに、何故にそんな蛮勇を。
このドンヨリ感は同じくメーデー!のシーズン12#8「政府チャーター機 暗殺疑惑」でも味わえるので、この手のがお好きな方がもしいらしたら、こちらも是非……。
個人的にはYak-42自体は小さくて可愛い飛行機だなと思いました。乗り心地は知らない。
飛んでいる姿をちょっと見てみたい。けどアエロフロートは確かちょっと前に「ソ連製の飛行機もう飛ばしてません!(誇らしげ)」みたいな広告出してたような。どこで飛んでるんだろう。
ちなみにロシアさんは、この事故を契機として飛行機の安全性に取り組みたいとのこと。
頑張ってください、本当に。本当に。
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