数ヶ月前に妹が「貯金を使い切ってくる」という謎の台詞を残してベトナムに旅立って以来、妙に楽しそうなので、私もどこかに旅行に出かけたくなった。
飼い猫も病気持ち&高齢になってきており、今の粉薬に加えて錠剤もとなった日には、私が自由に旅行をすることは不可能になってしまうことだし。粉薬は食べ物に混ぜて飲ませられるが、錠剤は猫にマジ噛みされながらもめげない私がいないと何ともならなかったりする。
なにせウチの飼い猫様は、自分のことをノラ猫様だと思っていらっしゃるのだ。薬を飲ませる以前に捕まえることすら困難だったりする。
そんな訳で唐突にロシアに行ってみることに。
……しかしベトナム、宿も旅程も一ミリも決まっていない状態でも入国させてくれるとか、心が広いと言うか何と申しますか。
対してロシアはビザが必要な上に、それも旅程をキッチリ組んでいないと出して貰えない云々と、面倒なことこの上ない。
大阪のロシア領事館はそんなに遠くないので、自分でそこらへんもやってみたらネタになるかとも思ったものの、手続きを読んでいるだけで辟易とした上に、ロシアのお国柄からして例えこちらが完璧でもあちらの気まぐれで何が起こるか分からない感じだったので、もうまるっとプロに任せることにした。
完璧な仕事とはほど遠い私ですしね。
飛行機とホテルだけ押さえてもらって後は自力で、とかも考えてみたものの、だんだん面倒になって来た上に初の海外旅行だし、ひとりぼっちだし、英語通じないらしいしと考えがグラついて、結局ツアーで行くことにした。
選んだツアーは、モスクワとペテルブルクに加えて、キジ島と黄金の環も巡るもの。出発は五月末。
折角ツアーなら、個人で行くのは面倒そうなキジ島と黄金の環には絶対に行きたかった。それから、これまた個人では難しいらしいエカテリーナ宮殿の琥珀の間と、ダイアモンド庫も含まれているよ。
それからそれから、私は是非一度寝台特急というものに乗ってみたくてですね、このツアーにはなんと都市間移動で寝台車を使う日があるのですよ。
……ただ羽田モスクワ間で10時間、寝台車で10時間って、エコノミー症候群待ったなしな気がしないでもない。血行の悪さには定評のある私だが、大丈夫だろうか。とりあえず、保険、入っておこう。
折角だから飛行機もアエロフロートで、とも思ったが、そこは残念JALでした。まぁJALの方がサービス良いだろうしね。
とウキウキでツアーに申し込んだので、パスポートも申請した。旅行日の1ヶ月前にビザ査証のためにパスポートを提出してもらう、と書いてあったので、それに間に合うように申請したのだが、ところがどっこい、旅行社からは1ヶ月半前の昨日告知がありまして、つまり間に合わない。
電話で確認したところ、担当社の方が慌てる自体に。私は大阪、旅行社は東京なので郵送のラグがあるのに加えて、GWが迫っていること、そして大使館の休日がGWと出会って大変タイトなスケジュールと化していたのでありました。
まぁ、最悪手数料を払えば何とかなるらしいけど。
さてさて、果たして私は追加料金なしでビザの査証に間に合うのでありましょうか。
0 コメント:
コメントを投稿