前回の続き。エカテリーナ宮殿を後にするついでに、ちょっとだけエカテリーナ公園。
名前こそ公園だけれど、これはエカテリーナ宮殿が有する庭なんだろう。隣にはアレクサンドル公園とアレクサンドル宮殿もある。広すぎて目眩がする。
今回歩いたのは、エカテリーナ公園の一部のみ。
エカテリーナ宮殿の裏側から出たら、そこは青空と緑が広がっていた。この旅行中はキジ島の一部を覗いてお天気にはずっと恵まれていた。
緑が綺麗。あちこちにスケッチに勤しむ人たちの姿も見えた。
この季節のロシアは気候が良くて、さらには緑も美しく、公園は広々としているので、本を片手に半日ぼーっと過ごしたい衝動に駆られる。
そんなことを思いつつ、移動。
こちらはパビリオンの一つである冷浴場とキャメロン・ギャラリーに繋がるパンドゥス。
パンドゥスって何かと思ったが、要するにスロープである。エカテリーナ2世は晩年歩くのが辛くなったので、馬車で自分の部屋近くに乗り付けるために作らせた幅広のスロープだそうな。
エカテリーナ公園の話をすると言っておいて何だが、パンドゥスはエカテリーナ宮殿の一部。
パンドゥスの下に入り込んで撮ったのが、次の写真。
パンドゥスの上からパンドゥスを眺め下ろすように撮ったのが、上の写真。幅はエカテリーナ2世専用馬車に合わせてあるそうな。
上から風景写真を2枚。方向が違う。ともに池が映っているが、別の池。1枚目の池は大池。
2枚目の池の先に見える建物は、上の浴槽。
パンドゥスの先、冷浴場とキャメロン・ギャラリーの間には、可愛いお庭が。現地ガイドさんは空中庭園と呼んでいたが、パンフレットでは吊り庭園表記。右側に見えるのは冷浴室。
エカテリーナ宮殿内のエカテリーナ2世の執務室から、ここの庭が見えるのだそうな。 仕事中にこの空中庭園を眺めて、ちょっと癒やされたりしたのかな。
私はちょうどエカテリーナとは逆の方向から見ている訳ですねー。ロマン。超ロマン。
ちなみにエカテリーナの執務室は公開されていないんだとか。公開されている部屋は順次増えているそうなので、その内公開されるのかも。
次の写真は、空中庭園に植えられていたチューリップ。
時期的にチューリップも終わりだったけれど、日本では見かけない品種が多くて各地で見かける度に楽しかった。
この白いチューリップは私のお気に入り。背が低めで、あまり花びらが開かず品が良い。写真を見せたらうちの母親も凄く気に入っていたので、品種名が分かる方は教えてください。私が知らないだけで、日本でも手に入ると嬉しいのだけれど。
ただこのエカテリーナ公園のチューリップはオランダ王室からの毎年の贈り物なので、流通していない特別品なのかもしれない。
空中庭園に面している、パビリオン冷浴場2階。黄色が可愛い。
何故「冷浴場」と呼ぶのかと言えば、冷たい浴場があるから。プールみたいな感じ? エカテリーナ2世が実際に使っていたらしい。
修復作業中で現在は公開されていないそうな。
同じく空中庭園に面しているキャメロン・ギャラリー。ずらっと銅像が並んでいる。
銅像はたぶん偉い人なんだろうが、私にはサッパリ誰だか分からない。よく見たらクモの巣が張っているなんてことに気が付いてはいけない。
キャメロン・ギャラリーの、エカテリーナ宮殿から見て右側。右手に見えるのは大池。
空中庭園に面している部分。
エカテリーナ2世の銅像なのかなー、とよく分からないまま撮ったが、今よく見てみたら下部の正面右側の男の下に「ポチョムキン」と書いてありましたよ。うん、これエカテリーナ女帝だわ。
キリル文字が読めるだけでもこうやって固有名詞が分かるので、割と楽しい。しかしどうせならぐるっと一周撮っておけば良かった。ギギギ。
写真はクリックで大きくなるよ。
キャメロン・ギャラリーの、エカテリーナ宮殿から見て左側。右側と同じく銅像がずらーっと並んでいる。こちら側を通り抜けた。
そのキャメロン・ギャラリーの左側から撮った写真が、次の3枚。
どこかの観光客の集団が映り込んでいた。観光のハイシーズンに入ったので、どこも人が多かった。でもまだシーズンの頭なのでマシらしい。マジか。
アングル違い。エカテリーナ宮殿が映るように頑張って見た。木が邪魔。
キャメロン・ギャラリーを抜けて、大階段を降りる。
この階段がこれまた素敵なのだが、人が絶えなくて正面から撮れず。
階段の前にあるのはヘラクレス像。大池を見詰めている。
頭の上に留まっているのはカラス。真っ黒じゃないけどカラス。私はこのカラスが凄く好き。実は日本のカラスも好きだったりする。
日本のとは違いロシアのは黒光りしていない上にちょっと小さくて、嫌われてはいないようだ。雀と一緒にパンを貰っていたりする。
歩き方が気取っていて、とっても可愛い。そんな訳で動画を。撮影場所はペテルゴーフ。
可愛い。
出口に向かって、エカテリーナ宮殿を眺めつつフランス(古)庭園の端っこを移動。
宮殿の反対側。
フランス(古)庭園の名に恥じぬ幾何学っぷり。この先にエルミタージュ(エルミタージュ美術館とば別)があります。
ただ思いの外、距離がありそう。
広いよ、広すぎるよエカテリーナ公園。ぐるっと一周した日には、一体どれくらいの時間が掛かるのやら。
移動中に見付けた松の木。
松ぼっくりの付き方が日本のと違う。一つ一つが小さい。
出口に到着。
出口付近にはチケット売り場もあり、チケットを求める人たちの長蛇の列が。
さよなら、エカテリーナ宮殿。この金色屋根の宮殿教会、やっぱり可愛いなー。
専用バスに乗って昼ご飯へ。車窓からソ連っぽい電車が見えたので、パチリ。
昼ご飯はシャシリク。
塩味の強い肉(牛?)を串焼きにしたもの。BBQ的なソースを掛けて食べる。串から肉を抜くのに苦労した。
他の方には不評のようだったが、私は美味しく頂きました。旅行中の料理は基本的にどれも美味しかったです。そもそも私があんまり食に拘りがないだけかもしれないけれど。
なおここで出された食後のコーヒーが沈殿物付き&不味くて衝撃だった。しかし私が、ロシアのコーヒーがだいたいそんなものだ、と悟るのは後のことである……。
初めまして。その1から拝見させていただいてます。
返信削除自分はロシアに憧れていて、いつかクレムリンにでも観光で行ってみたいものですが
ロシア語が…(笑)
コメントありがとうございます。
削除今回クレムリンにも行って来たのですが、ザ・ロシアって感じで良かったです。
クレムリンの警備に当たっている兵士たちは選ばれしイケメン18歳(長身に限る)だそうなので、その点でもオススメです。