アナスタシヤ・カメンスカヤのシリーズって結局どうなってるの、ってことで調べてみた




 文句しか言っていないクセに調べるのかよ! 結局好きなんでしょ? どんだけへそ曲がりだよ、と自分に突っ込みたくなる今日この頃。
 何だかんだで気に入っているこのシリーズの現状を勝手に纏めてみたよ。
 アレクサンドラ・マレーニナの公式サイトに行ってみたけどサッパリ分からなかったので、情報源はロシア語版Wikipediaとなっております。

 ちなみに写真は関係ないです。単なるイメージ。


 シリーズ情報をつらつらと。ここで扱うのはアナスタシヤ・カメンスタヤ・シリーズのみで、他のシリーズは扱わない。
 23作までのタイトルの日本語訳は『死刑執行人』訳者解説に依る。それ以後は辞書を引く気も無い私がかなりテキトーに訳しております。
 邦訳が存在する場合は下に続けて記載する。

01) 事の次第(1992年:Стечение обстоятельств)
02) アウェイ・ゲーム(1993年:Игра на чужом поле)
   →『アウェイ ゲーム』  貝澤哉・訳、光文社文庫 2003年4月
03) 盗まれた夢(1994年:Украденный сон)
   →『盗まれた夢』  吉岡ゆき・訳、作品社 1999年
04) 孤独な殺人者(1995年:Убийца поневоле)
   →『孤独な殺人者』 吉岡ゆき・訳、作品社 2000年
05) 殺しの目的は、殺し(1995年:Смерть ради смерти)
   →『無限の殺意』 佐々洋子・訳、光文社文庫 2003年10月
06) 鉄砲玉の死(1995年:Шестёрки умирают первыми)
07) 死とほんの少しの愛を(1995年:Смерть и немного любви)
   →『死とほんのすこしの愛』 佐々洋子・訳、光文社文庫 2004年
08) ブラック・リスト(1995年:Чёрный список)
  ※当初はアナスタシヤ・カメンスカヤ・シリーズの予定ではなかったらしい
09) 死後の評判(1995年:Посмертный образ)
10) つけは必ず回ってくる(1995年:За всё надо платить)
11) 他人の仮面(1996年:Чужая маска)
12) 死刑執行人(1996年:Не мешайте палачу)
   →『死刑執行人』 吉岡ゆき・訳、作品社 2002年
13) スタイリッシュな作家(1996年:Стилист)
14) 罪の幻影(1996年:Иллюзия греха)
15) 曇りなき死の相貌(1996年:Светлый лик смерти)
16) 名もなき被害者(1996年:Имя потерпевшего — Никто)
  ※アナスタシヤは主人公ではないっぽい
17) 男たちのゲーム(1997年:Мужские игры)
18) 僕は昨日死んだ(1997年:Я умер вчера)
19) レクイエム(1998年:Реквием)
20) 音楽の影(1998年:Призрак музыки)
21) 第七の生贄(1999年:Седьмая жертва)
22) 神々が笑うとき(2000年:Когда боги смеются)
  ※MURのメンバーに大きな変動があるらしい
23) 鍵の掛かっていないドア(2001年:Незапертая дверь)
24) 否定的な三幕(2002-03年:Закон трёх отрицаний)
25) 協力者(2003-04年:Соавторы)
26) 吠える犬の孤独(2004年:Воющие псы одиночества)
27) 都市運賃(2005-06年:Городской тариф)
  ※他のシリーズとのクロスオーバー
28) 生の後の生(2010年:Жизнь после жизни)
  ※アナスタシヤはMURを退職し、探偵事務所で働いているっぽい
29) 個人的な動機(2010年:Личные мотивы)
30) 殺人アート Ⅰ.マスク Ⅱ.正義(2011年:Смерть как искусство Ⅰ.Маски Ⅱ.Правосудие)
  ※二巻組
31) 氷上では生きられない天使(2014年:Ангелы на льду не выживают)
  ※二巻組
32) 悪意のない死刑(2015年:Казнь без злого умысла)


 私の訳しっぷりに本当にやる気がなくて、我ながら笑えない。
 Wikipediaを見ているとコロトコフの記述がチラチラ見えるのだが、彼はアナスタシヤと並んで重要人物になるのだろうか。
 『盗まれた夢』でも割とうんざりする長さだったのに、近年の「二巻組」って怖いな。どんだけ長いのよ。

 それにしても相当な数出てますね。90年代とか頑張りすぎじゃないか。
 もう10年以上邦訳が出ていないから希望は薄そうだが、それでもやっぱり邦訳出ないかなー。


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