缶が可愛いよね、クスミティー(KUSUMI TEA)




 1867年にサンクトペテルブルグのクスミチョフさんが始めた紅茶の茶葉を扱うお店「クスミティー」。
 ロシア革命後はフランスのパリに渡り、その後人手に渡ってもうクスミチョフさんのお店ではなくなってしまった上に、すっかりフランスのメーカーと化しているが(パッケージに思いっきりParisって書いてあるし)、今でもロシアっぽい名前の紅茶も取り扱っているのでご紹介。
 ちなみにロシア革命後はクスミティーのロシア国内での取り扱いは長らく無かったそうだが、現在は販売しているらしい。

 個人的には缶が可愛いのもポイント高い。そんな訳で、個人的にはティーバッグより茶葉がオススメ。茶葉の方が淹れるの簡単な気もしますし。洗い物は面倒だけれど。
 以下の写真は楽天もしくはAmazonから。画像クリックで各ネットショップに飛びます。説明文はコチラのサイトから転写。
 茶葉の缶は25g, 125g, 250gがある。




 一つ目はアナスタシア。「帝政ロシアの皇女を偲んで。ベルガモット、レモン、ライムにオレンジ花の香り」だそうな。
 お試しでティーバッグで淹れてみたことがあるが、盛大に失敗したので、実際はどんな味なのか知らなくてゴメンナサイ。




 続いてはツァレヴナ。「ロシア王女の名称。キーマン紅茶にリコリス、オレンジピール等を加え、オレンジ、バニラ、アーモンドで香りづけ」。
 冬限定とあったが、色違いで冬感のない缶をAmazonで発見。
 青いのは冬限定パッケージってことなのかな?
 バニラにアーモンドの香りだなんて、凄い美味しそう。今まで一度もこの茶葉に遭遇したことがないのが惜しまれる。


 缶が可愛いプリンス・ヴラディーミル。「帝政ロシアの皇女を偲んで。ベルガモット、レモン、ライムにオレンジ花の香り」とあるが、プリンスなのだから皇子なんじゃなかろうか。ヴラディーミルも男性名だしね。
 しかし一般的な名前すぎて、一体誰を指しているのか分からない……。
 お味は爽やかで夏場アイスティーにすると良いかもしれない。私がアイスティーを作ると悲劇になるので、やったことはないが。

今回知ったこのインペリアル・ラベル
 「釜炒り緑茶にオレンジ、シナモン、シーバックソーン(グミ科)で着香。露宮廷御用達」とあるが、割と本気でどんな味なのか分からない。
 今度見かけたら買ってみようっと。
 



 私お気に入りトロイカ
 「三頭立てのロシア風馬車のこと。同じく三種の柑橘類の香りを加えてさっぱりと」とある通り、柑橘類の香りがなんとも素敵。
 ただ香りが良いだけに出来上がりを早く見積もりすぎて、私がひさしぶりに淹れると漏れなく失敗する……。そして香りが良いだけに茶葉をケチってしまいたくなるが、ケチった場合の味の薄さも結構なもの。


 これも知らなかったよ、トラクティ
 「ロシア語で居酒屋の意味。燻製香の紅茶にベルガモット、オレンジ、銀針白毛茶配合」とあるけど、どこら辺が居酒屋なんだろう。
 これも気になる。


 クスミティーの中では遭遇率が最も高い気がする聖ペテルブルグ
 「クスミ発祥の古都を称えて。柑橘類にラズベリー、ストロベリーさらにカラメルの香り」とあり、好きは人は好きなんだろうなと思います。


 これも初めて知ったよ、ズブロッカ
 「中国紅茶にウォッカ原料の東欧ハーブ、バイソングラスの香り。桜餅に似た香気」とあるが、桜餅みたいな匂いってどうなんだろう、美味しいのかそれは。


 これも知らなかった、サモワール
 「ロシア風湯沸かし器の意味。インドと中国紅茶を配合。軽い燻製香をお楽しみに」。サモワールをサモワールで淹れたら素敵じゃない? まぁそもそも持ってませんけど、サモワール。
  これも飲んでみたいなー。私の覗くお店に入荷したことないなー。


 今回の記事を書いたのは、クスミティーのクリスマスブレンドを買い逃したことに気が付いたからだったりします。
 上の写真のがそのクリスマスブレンド。缶可愛いし、スパイシーで美味しいんですよ。買い逃したけど。買い逃したけど。
 どこかに売れ残ってないかなぁ、これ。


 以上、ロシアっぽい紅茶ばかりを紹介したけれど、クスミティーには他にもアールグレイなどもラインナップされております。


 個人的に好きなのは夜の紅茶
 夜中に紅茶を飲むことの多い私にはありがたい、カフェイン控えめ。ノンフレーバーで紅茶本来の柔らかな香りが楽しめるところも好き。


 色々と種類のあるクスミティー、種類が多すぎて選べない方向けに色んな種類を少しずつ詰め合わせたティーバッグセットもあるので、気になる方は試してみてくださいな。


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