2015年3月30日月曜日

ロシア語版アルファベット(алфавит)のスタンプが見付からないので、自作したよという話



 アルファベットのロシア語版、алфавитのスタンプを探していたのだけれどもサッパリ見付からないので、もういっそ自作した。
 ……と言うタイトル通りの話。
 このためだけに、土日まるっと潰しました。時間の無駄遣いなら任せろー。




 事の始まりは、このアルファベットのスタンプを購入したこと。
 今までこの手のスタンプには興味がなかったのに、ある日たまたま実物を見たら即座にフォール・イン・ラブしてしまいまして。

 そして買ったスタンプをペタペタ押している内に、「ロシア語版のアルファベットのスタンプはないのかな?」と思い出し、そしてGoogleさんに聞いても無かったので、自分で作ることに。
 自分で作るとなれば、使えるのは身近なものだけ。


 と言うわけで使ったのは、けしごむスタンプ。ちょうど近所の文房具屋さんでスタートセットを見付けたので、これを購入。
 消しゴムを彫る用の彫刻刀と、インク二種、転写用のトレーシングペーパーに、細かいゴミ取りに使える練り消しまでセット。この彫刻刀が妙に使いやすくて、凄く良い。

 モノは手に入れたので、せっせと下絵。



 1cm四方の線を引いた上に、алфавитをせっせと書く。文字自体はノーマルな感じにしようと思い、『NHK新ロシア語入門』のをモデルに。
 順番が超ランダムなのは私の性格がテキトーだからなだけで、特に理由はありません。

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 下絵が出来たら、後は彫るだけ。
 鉛筆は意外とインクを弾くので、縁だけにして塗りつぶさない方が良いことに途中で気が付く。
 直線を彫るのは飽きる。だが曲線はツライ。やってしまったところを誤魔化しながら、せっせと彫る。彫る。
 集中力がブチ切れ状態で迎えた最後の三文字Э, Ф, Яが鬼畜すぎて泣けた。




 と愚痴りながらも、33文字出来たよ! 既に言ったけど、丸二日掛かったよ!!


 完成したら、どの文字も完全に「私の癖字」そのものになっていた。不思議。……いやまぁ、下絵の時点で既に癖が出ていた気もするが。
 実際に押してみたのが上の写真。Ъのバランスが悪くて超押しにくい!

 小さめが使いやすいと思ったので、どの文字もだいたい縦横ともに1cmを少し越えるくらいのサイズ。
 消しゴムを彫る感覚はなかなか面白かったので、また何か作ってみたいかもしれない。
 ちなみに、このалфавитの33文字を作った時点で、まだスタートセットに入っていた消しゴム本体は半分くらい残っております。



 でも既製品も欲しいなー。


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