ゴーゴリの短篇小説 「鼻」を原作とし、ショスタコーヴィチによってオペラ化された一作。
本来ならば見せ場となる複数人によるいかにもオペラな歌の掛け合いは控えめだが、 今回のMETによる上演では演出を現代芸術家のウィリアム・ケントリッジが行っていることから、舞台のセットは見物。
上演はロシア語。日本語字幕付き。
全国の映画館で現在上映中。今週金曜日まで。METライブビューイング2013-2014公式サイトはコチラ。
今年度のロシア語上演は、既に上映の終了した『エフゲニー・オネーギン(チャイコフスキー)』と、来年4月上映予定の『イーゴリ公(ボロディン)』の2作。
『エフゲニー・オネーギン』を見損ねてしまったので、今後のアンコール上映に期待したい。
「ロシア語のはずなのに鼻のことを"nose"って言ってるような?」と思ったら、ロシア語でも鼻は"нос"だった。
他にも舞台上ではロシア語表記が色々と見られたが、サッパリ分からなかった。
ただ、英語表記とロシア語表記が混在しているのは、ちょっと嫌だ。
そして帰りにこれを買った。
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以前に出た単行本を文庫化するにあたって、未収録の作品を追加したのだそうな。
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