2016年9月8日木曜日

マイナー言語でだって多読がしたいんだ! という訳で大阪府立図書館の蔵書を検索してみた




 多読の入口、それは絵本。だが外国語、それもマイナー言語の絵本とか高くて買いたくない。
 そんな本は読みたいが金は出したくない、なんて我が侭な希望を叶えてくれる存在、それが図書館。
 ……いやまぁ多少ならお金を出しても問題はないのだが、多読となるとそれなりの冊数が必要な訳で、そんなに出したら財布が軽くなりすぎて飛べてしまう。

 大阪には府立を謳う大きな図書館が2つありまして、上記の写真は私が2013年に撮った「大阪府立中央図書館」のお姿。フツーです。
 「えっ」と思われた方が思い浮かべたであろう古くてレトロな洒落た耐震性がヤバそうな図書館は「大阪府立中之島図書館」。ややこしいですね。
 場所も全然違います。中之島図書館は大阪市北区ですが、中央図書館は東大阪市です。間違えて行ってしまうとダメージが半端ないのでご注意ください。
 このややこしい2館合わせての名称が「大阪府立図書館」となっております。ややこしいにも程がある。


 と話がズレたが、ここでの疑問の主旨は「多読に使えるような本を大阪府立図書館が持っているか否か」。
 実際に行ってみて棚を漁ってみるのも間違いではないのだが、書庫に眠っている本が多いので、検索方法を教えてもらったので、ここでご紹介。
 東大阪までいちいち行ってられないという方も、府立図書館の本は地元の図書館を介して借りることが出来ますよ。時間掛かるけど。
 府外の方でも取り寄せ費用を支払えば借りられるのではないでしょうか。このあたりの事情は地域によって異なるので、なんとも言えませんが。

 前置きが長くなったけれど、実際の検索方法は簡単。
 目的は「とりあえず目的言語の絵本の、大阪府立図書館の蔵書一覧が見たい」。具体的に今回は「ロシア語の絵本」を探します。
 まずは大阪府立図書館のサイトへ出発。



 左上の「蔵書検索」をポチッとな。
 スマホからアクセスした場合はスマホ版に飛ばされてしまうので、下の方にある「PC版を利用する」からパソコン版に移動してください。
 するとこんな画面に。



 次は下の方の「言語区分」から言語を選択。赤矢印で示した▽をクリックすると、言語一覧が出るので、目的の言語を選べばオッケー。今回はロシア語にします。



 後は「検索」を押せば……と思いがちだが、上のキーワード選択枠が全部真っ白だと動かないとのことなので、何か入れましょう。
 何かと言われても困ってしまう訳ですが。今回は「絵本」を探しているので、キーワード5の「分類」のところにEと入れると、絵本だけが検索対象になると教えて頂きました



 今度こそ「検索」をポチッとな。すると、検索結果が出てきます。



 後は気になる署名をクリックして詳細を見るなり、出版年月順に並べて見るなりご自由に。
 ただこの方法だと中之島・中央両方の図書館の蔵書が一緒くたに出てくるのでご注意ください。中之島はビジネス書メインなので外国語の本は基本的にないとは思いますが。
 中央図書館の蔵書だけ見たいという場合は、言語を選ぶ際にその下(スクリーンショットでは切れている)に、「検索対象図書館」というオプションがあるので、チェックを入れると安心です。



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4 件のコメント:

  1. Тадасиと申します。
    以前、地元の図書館にあったЧебурашкаの絵本(ロシア語)に挑んでみたことがあります。けっこう難しく読めませんでした。
    知り合いのロシア人から、日本人の書いたロシア語をたくさん読むようにしなさいと言われたことを思い出しました。

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    1. Тадасиさん、こんにちは。

       コメントありがとうございます。
       結構ロシアの絵本って文字数が多いですよねー。まぁのんびりと挑戦してみたいと思います。

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  2. こんにちは。
    大阪だと府立大学や阪大の図書館は学外の人でも利用できるみたいですね。関西の土地勘がないので便利さがよくわかりませんが。東大が卒業生にすら貸し出ししてくれないのを考えると非常に太っ腹だ(東大がケチなだけかしら)

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    1. コメントありがとうございます。
       私が調べた頃と変わっていなければ、大阪府立大学図書館は府民なら、大阪大学の方は貸し借りに来られる人なら利用可能だったような。
       地元の図書館を介して、となると阪大の方はご近所の市だけっぽいですが。
       阪大はかつての大阪外国語大学を吸収した箕面キャンパスにも図書館があるので、その内に行ってみたいなーと思っています。が、交通手段はバスしかないっぽいので、ちょっと面倒そうなのがネックです。

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